静止画・動画像中からの物体抽出,トラッキング


--- 静止画や動画から対象物体(オブジェクト)を”かたまり”として抽出する技術 ---


 このような技術は, 等において必要とされ,「セグメンテーション」や「物体抽出」等と呼ばれて います.動画像から物体抽出を行なう場合, という手順に従うのが一般的です.



 動画からの物体抽出に関する簡単な例を御紹介しましょう. 用いたツールは,いづれも当研究室で開発したもので,コンピュータ上で自動処理し ています


 以下, マークのついた画像は動画像です.画像をクリックすると 動画として御覧頂けます.

  1. 動画中のあるフレームについて対象物体を抽出した後,トラッキングを実行 し,対象物体を動画として抽出します. 「抽出」をクリック して下さい.

    抽出 =>

  2. 画像の加工に用いるのであれば,背景となる画像を用意し,1で抽出した 対象物体をその上に張り付けます. 「合成」をクリックして下さ い.

    合成 =>

    合成 =>

  3. 繰り返すと,研究室から世界一周の旅に出ることができま す. 左端の画像をクリックして下さい.



※ 画質の劣化はすべてJPEG,MPEG圧縮によるもので,抽出結果はかなり良好です. 多少のゴミは残っていますが.また,アルファブレンド等の技法は一切使っていま せんので,張り付けた物体が浮き上がっています.「わざ」とギャグ風に仕上げて います.





要するに,「クロマキー」を完全計算機上で実現しようとする研究です.

詳しくは,発表文献をご参照下さい.